Lesson7-3 サプリメント 注意点

サプリメントは見た目が薬っぽくても単なる栄養補助食品なので医者や薬剤師からの許可がなくても買えることができ、近くのコンビニや通販などで簡単に手に入ります。しかし、だからといって情報を鵜呑みにして簡単に信じてしまうのは早計です。

中には良い情報だけしか開示しなかったり、そもそも得られる効果が保障されない物だったりと偽った情報で宣伝を行って売られている物もあります。しかもすぐに効果が現れるわけでもないので、問い合わせても「まだ効果は現れない」という返事が返って来るだけという場合もあります。

このような詐欺まがいの事件にあわないためにも、まずはサプリメントに対する注意をしなければなりません。

知識不足から来る過剰摂取を防ぐ

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まずは栄養素についての知識が必要となってきます。

上記でも説明したように、サプリメントは医師の処方がなくても簡単に買える商品です。そのためもし過剰摂取して事故が起きたとしても、自己責任として片付けられます。もちろん製造元の過失によって起こされたことなら違いますが、そのような事態はまれです。

たとえば多くの栄養素が詰まっているサプリメントを使用していた場合、利用したい1つの栄養素は規定内に収められていたとしても他の栄養素が摂取量を超えていることがあります。

他にも記載されている栄養素の名前が通常呼ばれている物正式な化学名称に分かれているサプリメントがあります。しかし名前が違うだけで中身は一緒の栄養素なので、それに気付かず両方使用していると過剰に摂取してしまう結果になります。

このような事態を起こさないためにも、栄養学について勉強するか、栄養士やアドバイザーに相談してから使用するようにしましょう。

体内での栄養バランスを壊さない

体内では正常な状態を維持する為に、様々な栄養素がバランスを保ちながら体機能を働かせています。もしバランスが崩れてしまうと疎かになった部分から崩れていったり、特定の栄養素の吸収率に変化が起こったりと様々な症状が現れます。

栄養学を学んでどの栄養素がそのような働きを見せるのか理解したら、それぞれの適量を理解するようにして体内の栄養バランスをとるようにしましょう。

不必要な栄養を過剰に摂取しない

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必要以上の量は外へと排出される水溶性ビタミンは1日にどれだけ摂っても過剰症になりにくいですが、他の栄養素の場合は過剰症による悪影響が体を襲ってきます。特に蓄積されていく脂溶性ビタミンへの注意を怠ってはなりません。

自身に不足している栄養素をきちんと確認し、適量を計算して使用するようにしましょう。