理想と現実のギャップ
プロを目指していた高校時代を飛び出し、エリート集団とも言える大学や実業団、プロの中に入って結果を出すことはとても困難なことです。しかしそれでもより質の高い食生活を送る事で活躍の目は現れる可能性があります。
とはいえ、一般的に才能や体の若さだけで競技力を伸ばしていけるのは25歳くらいまでです。
それ以降は体力も徐々に落ちていき、自分の理想と現実のギャップが生じて来ます。そのギャップを埋めるためにもトレーニングによって技術を向上させていき、体の衰えをテクニックで補うようにしていきます。
そして体を動かすためにも必要なのは十分な栄養を含んだ食事です。
ボディイメージと長期計画
大学を卒業して一般企業に就職するなど、スポーツから離れていく人も少なくありません。しかしその中でも実業団やプロといった形で続けていく人もいます。そういった場合自分1人の力だけでなく、栄養面についての専門家がいるととても心強い生活が送れます。
しかしこれはあくまで理想形であり、誰もがそのような生活を送れるとは限りません。しかももしそのような生活を送れたとしても本人の目的が定まっていないと専門家も具体的なアドバイスが出来ず、共倒れになってしまう可能性もあります。
まずは自分が求める目標を明確にし、その目標へと近付ける努力を行うようにしましょう。
その過程で自分の習慣やクセ、食生活のパターンが浮き彫りになってきます。しかもそれは試合前、試合時、オフ時などの種類に分ける事も可能です。
するといつ、どの時期に、自分がどんな体でいるべきかが見えて来て今後の計画が立てやすくなります。そのため、近くに栄養面の専門家がいようといまいと、まずは自分で自己分析を行って食事計画を組み立てていきましょう。その上で他人に相談して完成度を上げていきます。
引退後の食事内容
プロや実業団で活躍していても、いずれ引退の時がやってきます。そしてそれを機に食生活をアスリート向けの物から、一般的な物へと変化させなければなりません。
もし現役時代と同じような食生活を続けていると、過剰なエネルギー補給によって体に栄養が溜まって行きます。すると栄養が脂肪へと変わって行き、肥満へと陥ってしまいます。
しかし今まで続けていた習慣をすぐに変える事はとても困難です。
そのため引退したとしてもしばらくはトレーニングを続けるようにし、徐々に運動量も食事量も減らしていきます。そして最終的に一般人に合わせた食事へと移行するようにしていきましょう。