Lesson6-3 世代別 高校生

自分で自分の体に目を向ける

高校生の時期もまだまだ成長していく時期ではありますが、それでも体はほぼ出来上がっておりプロとしても道の明暗が分かれて来る時期です。そのためプロを目指して積極的な活動を行っている高校生は「半プロ」とも呼ばれます。

しかしだからと言って過度なトレーニングを行っていると体を故障してしまい、その後の競技生命に大きく響いてしまいます。この時期には体を成長させることと同時に技術を向上させて競技力を育み、「壊れない体」を作っていきましょう。

サプリメントの使用を考える

6b87143545378caa9741a177a51d1621_s

高校生になると今まで以上に体が出来上がるのでそれと同時に活動限界の上限が上がります。すると全力でトレーニングした後、食事で補うエネルギーだけでは正直足りない事もあります。

そうした場合に活用されるのがプロテインやサプリメントなどの栄養補助食品です。

今までは体の成長や栄養の吸収率の低下などから摂らないようにしてきましたが、ほぼ体の出来上がった今の状態ならさほど問題はありません。しかしだからといっていつも使用してよいというわけではありません。

まずはきちんとした食事を行ったうえで、それでも足りない時に用法容量を確認して使用するようにしましょう。

将来を見据えた体作り

上記でも説明したように、高校生になるとプロを見据えて活動していくか趣味に留まるようにするかの分かれ道に立たされます。そして前者の方を選ぶとすると、本格的に将来を見据えた体作りを行うようにしなければなりません。

そのためにはスポーツのみの知識だけでなく、栄養や食に関する知識もきちんと身に付けていくことでより良い体作りを行えるようになります。もしくは食生活に関するアドバイスをしてくれる専門家がいればよいのですが、そのような環境は中々巡り合えず、自力でどうにかしなければならないのがほとんどです。

自分だけでは難しい場合は図書館やインターネットでの情報収集、親や保健教諭への相談など、様々な面から勉強や協力を試みるようにしましょう。

自己管理による競技力向上

6f107253b69c33464be9e6dca2d102db_s

日々の過酷なトレーニングによるストレスを食事によって発散する人もいます。それでも暴飲暴食を行わずに栄養バランスを考えて自己管理が出来るようならさほど問題ありません。しかしまだ精神力に弱さが残る高校生では好きな物を好きなだけ食べる傾向にありがちです。

しかも自分で使える金額も増え、行動範囲も増えることから買い食いや外食に出かける事も少なくありません。このように自由度が増えるからこそ、自身の食生活に今一度向き合い、自分に必要な栄養素を十分に摂るようにしましょう。

そしてこの時期に育んだ自己管理能力はプロとして活躍する際に十分役立ちます。