コンディションチェック
スポーツ選手は日々の練習を積んでいくことで技術を高め、試合に臨んでいきます。ですが毎日絶好調を維持しておくことはとても困難な事です。ですがスポーツのプロとして、自身の体のコンディションはベストな状態に調整しておかなければなりません。
そして食事も本人のコンディションに合わせて調節するようにしましょう。
しかしその調整を行うにしても成長期の子供や安定した状態を維持できる大人とでは、食事の与え方も変わってきます。そのため本人のコンディションに合った食事を提供する為にも、それぞれに合わせたチェックを行うようにしましょう。
それぞれのチェック項目が下記の通りになります。
子ども
- 睡眠時間が不十分
- ときどき欠食する
- お菓子やジュースが多い
- 給食を残すことがある
- 食べ物の好き嫌いが多い
- 体重が急に増えている
- 疲れやすく、だるい
- 風邪を引き易い
- 体温が低い
- 授業に集中できない
- ケガをしやすい
- 便通が不規則
おとな
- だるい、疲れやすい
- 筋肉が付きにくい
- 練習後半はつらくて息切れしやすい
- ケガや故障がある
- 貧血気味
- 風邪を引き易い
- 顔色が悪い
- 集中力が維持できない
- 体脂肪が増加した
- 胃もたれし易い
- 便通が不規則
- 血圧、脈拍が正常範囲外
- よく眠れない
- 月経不順(女性)
上記のチェック数が出来るだけ少ない方が体の調子が整いやすいです。チェックの量が多くなるほど食事のとり方や栄養バランスの改善が必要となります。
食事が体に反映する
食事の質はコンディションに反映されるので、コンディションチェックを行う事でその日の状態をある程度判断することができます。一般人として普段の日常を過ごすのであれば特に問題視するようなことでなかったとしても、試合中や数日かけて行う大会においてはとても大きな問題になる可能性もあるのです。
体調に変化があると、大なり小なりのサインが体から現れて来ます。
たとえば軽い運動でも息切れしやすい、だるい、練習後半はついて行くのがつらいなどの症状を頻繁に感じる事があれば貧血気味な可能性があります。他にも疲れやすい、風邪を引きやすい、口内炎ができやすいなどの症状があればビタミン不足が疑われます。
また体を動かす際に直接影響が出るような内容ですと、体脂肪や体重などもスポーツに大きく関わってきます。こちらも食事量の多さや栄養バランスの乱れで生じてくる問題です。
このように、運動と栄養のアンバランスによって生まれる問題は体のどこからでも発生する可能性があります。これらの事に気を付けながら、自分の「からだの声」によく耳をすませるようにしましょう。